職員募集詳細 | 鹿児島県加治木の南九州病院

職員募集詳細

小児科医急募!

地域医療を支える心ある小児科医を求める

 

歳を重ねるうちに、世の中の出来事はなるようにしかならないものだということがよく分かってくる。

全国レベルでの「医師不足」と、それに伴って起きている自病院での「医師確保問題」も、個人の努力では如何ともしがたいところまで来ている。それでも病院管理者としては、地域住民の安心した暮らしの実現のためにも、ダメモトを承知でお願いしたいと思いながらこの稿を書き始めている。

いい夢は現実のものとなって欲しいし、悪い夢だったら夢でよかったで終わって欲しい。今朝の夢は前者で、神経内科のいい先生が見つかり、早速当院に赴任してくれるというような耳寄りな夢だった。夢に出てくるほど困窮極まっているとは思いたくないが、深層心理的には、意識下の部分で結構思い悩んでいるということなのだろうか。

昨今の医師不足、日本全体として眺めればそれほど足りないわけではなく、地方(特に公的病院の勤務医)や診療科に顕著に表れている現象でもあるように思われる。今後、民主党のマニフェストに添って医学部への入学定員を1.5倍に増やすとなると、10年後には現在の歯科のように医師余りの開業医の乱立状態ということも考えられなくはない。

さてここからが本題である。結論からいえば、「地域医療を支えてくれる、心ある小児科医はいないものだろうか」ということである。

当院は行政的には姶良・伊佐2次医療圏に属しており、今まで小児の夜間の2次救急(オンコール体制で、必要な時に連絡する)を担当してきた。その他に当院小児科医の守備範囲として重症心身障害児病棟(3個病棟、120人)と3病棟という小児病棟で発達障害児のための早期診断と早期リハビリのための母子入院、地域で開業されている小児科医からの紹介による小児の一般入院患者を治療し、その他に外来では神経専門の発達障害と一般外来を担当してきた。

これらの業務に、従来は5人の小児科医であたっていたが、現在は4人となり、来年の2月からは3人体制となる予定である。そのうちの一人の小児科医は、現在脳出血後の後遺症からの回復途上にあり、自身のリハビリとも闘いながら懸命に日々の診療に取り組んでくれている。当院の小児科医は基本的には大学小児科からのローテーションに頼っていたわけであるが、その大学が新しい研修医制度以降、入局者が減り、これ以上の派遣が難しくなってきている。大学の教授は、幸いにも人格的にも極めて優れた方であり、当院の窮状を充分に理解してくれているが、現状ではいかんせん、ない袖は振れないのである。この間お会いしたところでは、中期的には小児科医を目指そうとする心ある若者も増えてきそうで、しばらくすれば派遣医師の増員も可能になるだろうということだった。

先日、現況を見据えた上で、今後の対応を小児科医を交えて話し合った。当院の鹿児島県の小児医療としての役割を考える時、小児の発達障害児に対するリハビリ、それに関連した母子入院、神経専門医療、重症児医療は続けなければならない。そこで当面の措置として、一般外来と紹介入院の中止(この点に関しては、再度話し合いをもち、3人の医師の総意で、時間内の紹介入院に関しては可能な限り対応してくれることになった)、オンコール待機の中止を決断することにした。2次救急へのオンコール待機に関しては、一部大学からの援助(当直に来てもらう)を頂いてきたが、それでも12月の当院の三人の小児科医の当番表をみると月に8~10回であり、これが二人になるととてもやっていけない現実がある。姶良市下には小児の入院施設は当院と国分の生協病院だけであり、地域医療としての視点で考えれば、子供を持つ親の不安は充分に分かるのであるが、苦渋の選択をせざるをえない状況にある。

当院は鹿児島県の中央部に位置し鹿児島市から20キロ(車で約30分)、空港へは車で20分弱、高速道路へのアクセスもよく恵まれた場所に位置している。平成16年度の患者満足度調査では日本一と評価されたこともあったように、地域では信頼の厚い病院だと自負している。今回の対応では、地域住民に対して申し分けない気持ちで一杯であるが、一時的な措置として理解して欲しいと願っている。

全国の小児科医の方々で、当院で働き、地域医療に貢献したいと考える心ある医師はいないものだろうか。

■お問い合わせ先
〒899-5293 鹿児島県姶良市加治木町木田1882
電話  (0995)62-2121  内線204
管理課  管理課長

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